花あげ
猛暑続きの盆の入りですが、いかがお過ごしでしょうか。天野夕海です。
日付変わってしまいましたが、13日の今日は従姉妹を連れて花あげに行ってきました。
「花あげ」って何?と思われる方が多そう( ̄▽ ̄;)
この辺りでは、以前、お盆入りと春彼岸&秋彼岸入りのお墓参りのことを、「花あげ」と言いました。ですから、私くらいの世代の人は未だに「花あげ」と言ってしまう(かもしれません)。ちなみに、お盆の入り、春彼岸&秋彼岸の入り以外のお墓参りは、普通に「お墓参り」です(笑)。
「花あげ」は、その名の通り、花をあげて歩きます。一言で説明するならば、「名前を書いてお花につけて、親戚やお世話になった方のお互いのお墓にお供えをして歩くこと」でしょうか。
昨日書いた記事に、「12日の夜は恒例のお盆準備」(高校生当時)的なことを書きました。
昔はこの辺りでは8月12日の夕方~夜にかけて花市があり、大量にお花をーーーぎゅうぎゅうに入れてもバケツ2つ~3つが満杯になるほどーーー買って、必要数のお花のセットを大量に作りました。また、それ以前に必要数の竹筒(先の尖った、お墓に花を入れて立てるための竹でできた筒)も買っておき、それにひたすら名前を書きます。
そのようにして作ったお花の束と竹筒を持って、お盆の場合は8月13日の、なるべく午前中にお墓に行くのが、お盆の「花あげ」。ちなみに、春彼岸&秋彼岸の場合は、彼岸入りの日です。
生花&竹筒のセットを作らないとならないので、お盆と秋彼岸は同じ大変さ。
それに比べると、春彼岸は寒くてお花が手に入らない時期なので、竹で出来た(春彼岸の前に売られる)お花の花弁に名前を書くだけなので、楽でした。
とは言え、いずれの場合も市内に点在するいろんなお墓にそれらの花あげセットを持って行かねばならず、本当に大変でした。我が家の場合、二十以上(お墓の数)歩いていたかな。22、23箇所くらいだったかと思います。
うろ覚えですが、その風習は私が30歳くらいの頃までは続いていたかな・・・。
まだ母が元気なころ、昨日の記事にもちらっと登場した伯母と母が大喧嘩。
母が「自分らが元気なうちはやるけど、自分らが出来なくなったら、これ(花あげ)を夕海の世代に押し付けるのはやめて‼︎」と伯母に本気で詰め寄ったのでした。
母よ、ありがとう(涙)。
母はそれ以前にも伯母にかけあって、だいぶ件数を減らしていました。私が高校生くらいの頃までは、30件以上歩いてたんじゃないかな・・・。
当時は我が家だけでなく、地域的にその風習が色濃く残っていましたが、うちの場合は伯母が特にそういうことに熱心だったんですね。そして、伯母は自分では殆ど歩かないで、うちの両親(と私)が毎回手分けして歩いていたので、母の毎度のストレスは相当なものでした。
今でもその花あげの風習は残ってはいますが、我が家だけでなく、かなり縮小化されたと思います。
私が毎回歩くのは、現在では従姉妹(伯母の娘)が「どうしても」というところを含めて、全部で3件のみ。
30件以上 → 22、23件 → 3件ですよ。
もう、めっちゃ楽です。
古き善き風習は残すべきなのかもしれません。
しかし、例えば「お盆の場合は8月13日の、なるべく午前中に花あげをする」のは、そのお墓の家の人が自分の家のお墓参りに来たときに「◯◯家はちゃんと来たね」「あれ?◯◯家が来てないんじゃないの?」と、竹筒や竹のお花に書かれた名前をチェックするから( ̄▽ ̄;)
地域によって、いろんな風習があり、お盆だけとってみても様々かと思います。
ちなみに、お盆の(お仏壇の)飾りもこの地域特有のものがありました。
毎年8月12日の夜はその飾り付けもせねばならず、本当に忙しかった。
現代ではその飾り付けを完璧に行うには、材料が揃いません。飾り方は頭の中にまだはっきり残っていて、再現できますけれども。
お盆やお彼岸などにかかわらず、皆さまのお住まいの地域の風習はどんなものがありますか?
もしよかったら教えてくださいね(^_−)−☆
写真は、久しぶりに作った「桃モッツァレラ」。
福島は桃の産地ですが、今年は長雨が続いたせいで甘みが少なかった・・・けれど、ここのところの晴天で、いま実っているのは甘くなって出荷されるかもしれませんね(ノ´∀`*)
★ 桃モッツァレラの作り方は → こちら など参考になさるとよろしいですよ。
甘い桃でも勿論おいしいですが、手元の今年の桃がいまひとつ甘くない時こそ、是非作ってみてください!
★ アレンジレシピもいろいろ → こちら
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