FC2ブログ

認知症について・その2

スマホからご覧いただいている場合、≡マークを押すとカテゴリを選択できます

☆最新スケジュール → こちら 

☆天野夕海ってどんな人? → こちら

☆東京出張開催のご案内 → こちら

☆大阪出張開催のご案内 → こちら

☆天野夕海オリジナルサイキック講座 →こちら

 ☆ミステリースクール講座各種 → こちら


確定診断を下してくれた医師は、かなりお年を召した方だった。
それは私が以前にも母が原因不明の発作を起こしたときに連れていっていた(認知症ではない、と言われ続けた)脳専門病院。
その病院の「もの忘れ外来」の担当医である。
その先生は、まるで「認知症判定マシン」のような方で、その外来も継続的な治療のための部門ですらなく、本当に認知症かどうかを判定するためのものであった。

2005年6月、私はそこへ母を連れて行った。
それまで何度その病院へ連れて行っても、「認知症のはずがない」と言われ続けていたため、駄目もとの気持ちで連れていったのは言うまでもない。

その先生は、すでに恐らく70歳を超えていらしたと思う。
母を座らせ、私がその後ろに立つと「はじめて?」と聞く。
「この病院に来るのが初めてか」という意味だったので、以前も何度か連れてきたこととその経緯、そして現在の状況を伝えた。

先生は「そうか、それを聞く限り、認知症は疑ったほうがいいね」と言いながら、パソコンで母のカルテを開いた。
「なんだ、CTも脳のレントゲンも取ってるんじゃないか」と言いながら、過去の画像データをさくさく見てゆく。

そしてまもなく、さらりと言った言葉。
「あ、認知症ですね」
そう言いながら、画像をクリックして拡大してゆく。
私は耳を疑った。
母が認知症であることに対してでなく、過去の画像を見ていとも簡単に先生が「認知症ですね」と言ったことに対して、単純に驚いたのである。

ほら、ここ、血管がつまってるでしょ。あ、ここも。
僕は介護保険の手続きとかはよくしらないけど、ほら、市役所の高齢なんとか、っていうとこで色々聞いたほうがいいよ。
診断書もいま書いてあげる。
それを持っていきなさい。
あとは、あなたたちご家族がどうしたいかだから、行政の人に相談に乗ってもらうとよいよ。

そんなでわけで、その日、やっと・・・そしてあっさりと、認知症の確定診断がおりたのだった。
確定診断が降りることには、幾つかの恩恵というか進展があった。

それは、ひとつに、アリセプトと言う唯一の認知症の進行を遅らせることができる薬の処方を行ってもらえること。
ふたつめに、(入所するつもりならば)認知症対応型グループホームへの入所ができること。
そしてこれが私は一番大きいものだと思うけれど・・・三つ目に、看ている家族の「認知症ではないのか?」という疑念が払拭され、良い意味で諦めがつくことである。

アリセプトに関しては、その前月ごろ、藁にもすがる気持ちで母を心療内科へと連れて行った際、そこの先生がおっしゃっていた。
心療内科の先生は言った。
お母さんは精神科的に分類するならば、統合失調症(分裂病)です。
しかし、娘さんが言うように、年齢的にも認知症を疑ったほうがよいと思うんですよね。
でも、アリセプトを処方するには、認知症だという確定診断がないと駄目です。
とりあえず興奮を和らげるお薬だけ出しておきますから。
先生が処方してくれた興奮を抑えるお薬はとても利いた(と言っても、まったくおとなしくなるわけではなかったが)。

しかし、認知症と判明したあとに処方していただいたアリセプトは母には合わなかった。
以前よりも興奮する羽目になり、私は飛んでくるマグカップやら電話の子機から身を守らなくてはならなかった。
症状が激しくなってから、刃物類はすべて母の手の届かない場所に隠したけれど、眠っているあいだに襲われたら負けてしまうため、部屋に内鍵をつけて眠った。

※その後の臨床データによると、アリセプトは脳血管性認知症には効果がないようだ、と現在では言われているようです

その3ヵ月後の2005年9月、私は母をグループホームへと入所させる手続きをとったわけだが、そこへ至るまでも勿論さまざまな葛藤があった。
どんな理由があろうとも、親をどこかへ「預ける」と言う行為。
私を産み育ててくれた人の面倒を第三者にお願いするという行為。
まるで姥捨て山だ、と思った。
私はなんて酷い娘なのだろうか。

しかし、あのとき私自身の「絶対にどこかへ母を預けるようなことはしたくない」という思いを手放さなかったなら、私は行き詰まって何をしていたか分からない。
事実、母の認知症が激化した4月以降、私は幾度となく彼女との無理心中を考えていたのだった。

共倒れになる。
そう気づいたのは、たしかその年の私の7月後半の誕生日。
私を産み、育ててくれた彼女の苦悩を、苦労を、無駄にしてはならない。
そう自分に言い聞かせ、そして私自身の思考パターンのスイッチを切り替えた。

もしかしたら、グループホームで新たな生活を向かえることが、母の幸せかもしれない、と思うことにした。
その可能性はゼロではないのだと。
そうして、8月に入ってから、空きのあるグループホームを探して下見に行った。

そのグループホームはとてもとても良いところだった。
9人定員の入所者に対して、同じ人数くらいのスタッフさんがいる。
本当に手厚くケアをしてくれる。
それでいて、本人の自立を極限まで尊重する。
絶対に拘束しないし、玄関などにも(夜以外は)鍵がかかっていなかった。
そんな場所であった。

2005年9月、母の第二の人生はそのグループホームでスタートした。
天野夕海
〜 対面でのプライベートセッションメニュー 〜

★天野夕海のスピリチュアルカウンセリング&オリジナルヒーリング → こちら

★天野夕海のクリスタルヒプノセラピー → こちら

★24本エーテリックDNAアクティベーション → こちら

〜 遠隔でのプライベートセッションメニュー(全国どこからでもご利用可) 〜

★遠隔サナトクマラヒーリング(当日お申込み可)→ こちら

★天野夕海の前世読み(前世リーディング) → こちら

★天野夕海のスピリットリーディング → こちら

★恋愛相談メニュー「天野夕海のバサバサ斬ります」→ こちら

〜 願望具現化のための集中ワーク(白魔術代行) (全国どこからでもご利用可)

★天野夕海のアバンダンス集中ワーク → こちら 新・強化バージョンです

★天野夕海のシンクロニシティUP集中ワーク → こちら 新・強化バージョンです

〜 アニマルヒーリング (全国どこからでもご利用可)

★天野夕海のアニマルヒーリング → こちら

〜 除霊・上霊 (全国どこからでもご利用可)

★家(土地)のエネルギー調整(浄霊・上霊)(遠隔、出張可)→ こちら

〜 選りすぐりのクリスタルをお届けします 〜
★天野夕海クリスタルWEB SHOP → こちら

★世界に一つだけのオーダーブレスレットの制作のご依頼受付 → こちら

関連記事