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猫のみー。

Category -  動物とわたし
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わたし、みー。

うちのおとうちゃんは元々、猫のことを全員「みー」って呼ぶの。

だから、家にいたときには、誰もが「みー」って呼ばれてたわ。

でも、ここでは「みー」って呼ばれるのはどうやら私だけみたい。

通称みーちゃんよ。よろしくね。


昨日はちょっと久しぶりにおとうちゃんが遊びにきた。

おとうちゃんはすごく気を遣う人だから、あんまりここに、逢いに来ないようにしてるみたい。


もうすぐ、昔の家から連れだされて1年近く経つわ。

わけもわからず家から連れだされて

知らないおうちに連れていかれて、

そこで子どもをひとり産んで、

そのあとすぐに、またべつのおうちーーー

そう、ここに来たの。


一年前、おとうちゃんが「みー、行くべ」って言って誰も住んでないおうちから連れだしてくれたときは、

どこ行くの?行きたくない!って思ったけど、

でも、おとうちゃんと一緒にまた住めるのかも?と思ったから・・・

不安もあったけどすぐにカゴに入ったの。

だけど、その予想は外れたわ。

おとうちゃんの嘘つき!だまされた!って思った。

でも悲しむ余裕なんて、なかった。

そのあと私のおなかはどんどん大きくなっていって、

出産と同時に、子育てがはじまったの。

子育て中に、このおうちに連れてこられて・・・もうすぐ10ヶ月が経つわ。

ここには他の猫たちもいて、ご飯も水も、暖かいベッドもあって、

ときどき色んな人間も来て遊んでくれたりもするけれど、

わたしはやっぱり胸のなかにぽっかりと穴が空いていた。

でも、そういうこと考える余裕なんて最初はなかったし、あっても感じないように、考えないようにしてた。



あのおうちにはもう戻れないんだろうな、とは思う。

きっと、おとうちゃんもあそこには住んでいないんだろうなってこと位、わたしにだって分かるのよ。

だって、わたしがあの家から連れだされる2年くらい前から、いろんな「変化」があって、その数ヶ月後からはおとうちゃんもどこかに行ってしまったから。

週に2回、わたしたちにご飯を運んできてくれてはいたけれど、わたしがあそこに住んでいた最後の二年間は、おとうちゃんはどこか別なとこに住んでいた。

だからきっと、いまもおとうちゃんはその新しいどこかに住んでるんだと思う。

わたしは猫で、事情が分からないから、もしかしたら他の猫たちはおとうちゃんと一緒に仲良く暮らしてるんじゃないかって、想像しちゃったりもしてた。

わたしは捨てられたのかも・・・って。

だから、去年このおうちに連れてこられたあと、何度かおとうちゃんが遊びにきたとき・・・わたしは素直に喜べなかった。

おとうちゃんに甘えたら、また裏切られる気がして。


甘えて、捨てられたような気持ちになるのは、もう嫌なの。


だから、わたしは人間に、必要以上に期待しない。


そう決めて、いまもここにいるの。


三年前に何があったのかは、わたしには分からない。猫だもん。

でも、何かが起こって、いろんなことがどうやら変わったらしいってことくらい、
私にだって・・・分かる。


いつも、ぶーぶーと元気に啼いていた豚さんたちは、ある日を境にばたばたと飢え死にしていった。

それをみるのは辛かった。

だけど、それをただ、見ているしかなかった。

おとうちゃんは、きっと・・・もっともっと辛かったんじゃないかな。


その後、おとうちゃんは荷物を少しだけまとめて、いなくなってしまった。

でも、時どき戻ってきては、わたしたちにご飯や水をくれた。

そのとき、なんで連れて行ってくれないの?っていつも思ってた。

おとうちゃんの車が見えなくなるまで、エンジンの音が聴こえなくなるまで、

わたしは玄関の前でずっとおとうちゃんの余韻を感じていた。

けれど、その余韻がなくなると、

まったく人間の気配のない、人間社会のなかの妙な静寂さに包まれた日が始まるだけだった。

その繰り返し。


話が長くなっちゃったわね。

とにかく、わたしは去年はおとうちゃんに少し怒っていた。

だから、ここにお父ちゃんが来ても、「何よ?!」って心のなかで思っていたの。

だけど、その気持ちが少しずつ緩んできたの。

きっかけは、このあいだの大雪。

たくさん降った二度目の大雪の後、窓の外を眺めて、思い出したことがあったの。

それは、去年と一昨年の冬、雪のなかを苦労して家に戻ってきていた、

おとうちゃんの姿。

おとうちゃんは必死になって、ご飯を運んできてくれたんだ!

ってことを、真っ白な外の世界をみて、思い出したの。


昨日、おとうちゃんが久しぶりにやってきて、そして、
みんなで新しいお家を探してるって話を聞いて、気づいたの。

そうか、もしかしたら・・・おとうちゃんにも今はおうちがないんだ、ってことに。

いま、おとうちゃんがどんなとこにいるのかは想像もつかないけど、

きっとあのおうちに戻っているわけはないし、

何かの都合があって、わたしと一緒に居られないんだってことに。


それから、思い出したというか、鮮明に覚えているのは、おとうちゃんの涙。

あのおうちに戻ってきては、わたしたちにご飯をくれて、

頭を撫でながら、

ごめんな、ごめんな、って流した、涙のこと。

おとうちゃん、なんでそんなに泣いてるの?

そんなに悲しいなら、おとうちゃんもここに住めばいいのに、って

不思議でたまらなかった。

でも、住めない事情があったんだよね。



わたし、猫のみー。

猫だけど、この三年間で分かったことがある。

それは、この世界にはどうしようもない理不尽さがあるってこと。

人間でさえも明確に言葉に出来ない理不尽さ。


それでも、わたしは人間が好きよ。


※補足:みーちゃんのおうち(N町)は、現在、原則として住民でさえも月に一度しか立ち入りを許されない帰還困難区域。当初、同心円上に警戒区域が設定されていたため、最初の二年間(昨年の3月末まで)は“住むことは許されないが、住民ならば立ち入ることの出来るエリア”という扱いでした。


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